解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午後:第54問

図1の回路に図2の電圧を入力に加えたとき、出力されるのはどれか。ただし、ダイオードは理想ダイオードとする。

図1は正クランプ回路であり、0Vを基準にして入力波形をそのままプラス側にシフトさせた出力が得られる。
よって、選択肢3の出力波形となる。

ダイオードの応用回路として以下がある。特徴をまとめたものを以下に示す。
(ピーククリッパ回路)→波形の下部を取り出す回路
波形:上波形カット
回路:ダイオードと電源が逆方向
(ベースクリッパ回路)→波形の上部を取り出す回路
波形:下波形カット
回路:ダイオードと電源が同方法
(リミッタ回路)→波形の中央部を取り出すための回路で、振幅制限回路ともいう
波形:ピーク+ベース
回路:ピーク+ベース
(スライサ回路)→波形の一部を取り出すための回路
波形:横長
回路:2つの電源が同方向
(正クランプ回路)→波形に直流電圧を上乗せするための回路
波形:入力波形をプラス側にシフト
回路:微分回路の抵抗がダイオードに
(負クランプ回路)→波形に直流電圧を引くための回路
波形:入力波形をマイナス側にシフト
回路:微分回路の抵抗がダイオードに

1:不適切。

2:不適切。

3:正解

4:不適切。

5:不適切。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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